できること

2011/06/03(金) 未分類
東日本大震災から時間が経って明らかになった地震の解析

津波以外の地震による被害は比較的少なく、正直私も『あのくらいの地震で家は全壊しない』

と思っていました

しかし、東京大学地震研究所が東日本大震災と兵庫県南部地震を比較した結果では・・・

今回の地震では木造住宅の被害に直結する周期1~2秒前後の応答が小さく、兵庫県南部地震の半分以下だそうです

地震の揺れには周期があって、これが建物の持っている固有周期と一致すると共振を起こして建物が大きく揺れます

あと東日本大震災は海溝型で兵庫県南部地震は直下型の違いもあります

兵庫県南部地震はマグニチュード7.3ですが、東日本大震災では、それをはるかに超える9.0が比較的浅い場所で発生して巨大津波が発生しました

しかし最大震度は共に震度7でした

なので、もし東日本大震災が直下型で周期1~2秒前後の応答が大きかったら・・・

津波以外にも甚大な被害があったと思われます

山梨県の住宅の耐震化率74%ですが、今回のように予想を超える地震の可能性も否定できません

私どものコンセプトでもある『人が人らしく暮らせる家、心と体に優しい家、安全で安心して暮らせる家。』

口で言うのは簡単ですが・・・

住宅に携わる者の責務は重大なものがあります

地域建物の耐震化や地震対策、災害時の即時の対応など


地元に密着する工務店としてできることをこれからもしっかりやっていきたいと思います

1ページ (全3ページ中)